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宗教を侮辱するな、とか、宗教への誹謗、冒涜は犯罪だ、とか、世界の偉いサン達が真顔で
のたまう場面を、先日のダボス会議で見てしまって、愕然とした。
マホメットが爆弾抱えてる姿がどうだというのだ。御釈迦さんが毒ガスばら撒いてる姿や、
キリストが赤ん坊を殺害してる姿を漫画にしたとて、精々抗議するのは本願寺や
バチカンだけ位のことではないのか?
漫画家というのは、特に風刺漫画の世界においては、
悪意ある表現こそが表現の自由の意義にふさわしいものだと、私は固く信じる。
信教の自由は確かに基本的な人権として尊重されうるべきだと思うが、それは当人の内面的自由であり、外的要因に干渉されてもその信仰を曲げないことにより、個人がそれを貫徹することこそが尊重されうるべきであり、そのことをもって誹謗中傷、冒涜侮辱に抗議するのは他社への干渉行為そのものであるのだから、抗議行動それそのものがすでに宗教への背信行為であるということは容易に導くことの出来る結論であるように、私は思う。
宗教への侮辱、誹謗は犯罪行為ではない。その宗教を信仰していないものにとっては単なる娯楽以上のものでは決してない。その娯楽は権力等によって禁止されねばならぬ性質のものではない、絶対に。
中傷された側の人間はただ哀れみの笑みをその頬に浮かべて、静かにその手を振ってやればよいのだ。世界の宗教のどれひとつとっても寛容の精神を悪と見做すものは無い筈だ。
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